杜の下草

前宮司加藤春雄の歌集「杜の下草」より、歳時にまつわる短歌や
漢詩を歳時に合わせて更新していきます。
一ヶ月を目安に掲載していくので、どうぞまたお越し下さい。



 もくじ 
秋  祭

篝燈火焔映堂庇
老若連綿参詣昌
祭祀恭々随古式
余興即妙非通常
男児勇躍溢神域
女性音声眞劇場
欣喜無窮深夜及
豊登祝着泰平郷

須倍神社宮司 加藤 春雄 書

庇及び眞はあて字。庇はマダレに相を以てショウ、ひさしという意。
眞はモンガマエに眞を以てテン、満つるという意。大意へ






もくじ


1、都田川
2、七草
3、若鮎 57年夏
4、
5、
6、
7、
8、
9、
10、

大意
篝火の焔が建物の庇に映えている。
老人も若い者も続々と断える事無く続いてお詣りする人が盛んだ。
お祭りは恭々しく昔のままに行われ、
余興はとっさに面白い事をしていつもきまっていることではない。
若い男たちは元気よく躍りまわって神社の境内の外にまで及び、
女性の歌声、話声など劇場いっぱいに満ち満ちて賑やかである。
喜びの声は何時までも続いて真夜中に及び、
豊かな稔を喜び祝うよう治まった平和な郷である。
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