宮の杜




8、御神符・御守り


 神社にお参りすると、大部分の人が参拝した後、社務所でその神社の御神符(おふだ)をお受けします。各御家庭の神棚には、お伊勢さまの神符、つまり大麻が、神棚の中心部に、そして氏神さまの神符がむかって右側に、その他、旅行などしてお参りした神社の神符や、崇敬する神社の神符が左側に・・・という形で納められています。
 お伊勢さまの神符は別ですが他の神符には神社名が書いてあります。
 中には、その神社の御祭神の御名が記され帯封され、御神璽(神様の印鑑)が押されていたり、宮司印が押されているものもあります。宮司が身を清め、神様に代って謹んで押した印、神職が一番緊張するのは、この神符を作る時です。神符には、その神社の御祭神の御分霊が宿っています。そして、私たちの安全と幸福な生活を守ってくださいます。毎朝、拝礼して、きょうの生活を確かなものにしましょう。

 御守りは、身体につけることが出来るように、小さく、袋に入っています。携帯用です。悪霊、邪神さまざまな災難から身を守るためのもの。さまざまな祈願を成就させる援助のためのもの、等々があり、各神社の御分霊が宿っていることは、御神符と同じです。
 須倍神社では拝殿正面の御幣から和紙と麻を取り出し、手作りで御神符をつくって御守袋に納めています。
 御神符も御守りも大切にしなければなりません。「天は自ら助くる者を助く。」神様も、清く、明るく、正しく、生活する人を守護してくださいます。


十一月

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